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Friday, September 28, 2012

MSC 総括

あんまり真面目にセッションたくさん出なかったし、両日とも午前中は大学にいたせいで、キーノート スピーチは聞いてないからなんとも言えないが、とりあえずざっとブレークアウト セッションを聞いた感触をまとめ。


Windows 8 は RTM 版を触った当初からの印象として、タブレット端末を強く念頭においた仕様になっていた。セッションで触れられていたこととして、最近のキーワードでもあるマルチデバイス対応に向けて、いろんな端末で共通のエクスペリエンスを提供できるような努力が行われていたらしい。その目玉が、新しいスタート画面とメトロ アプリケーション。デスクトップで Windows 8 を使うユーザーはかなり最初は戸惑う (僕も驚いた) ことが予想されるが、これもタブレットやスマートフォンとの UX の同調を図るためと見られる。これ以外にも、 BYOD (Bring Your Own Device) の流れに合わせられるように、社内環境で使えるアプリを制限したり、端末のトラッキングといったことに対する工夫が見られる模様。一方、開発者として見てみれば、たとえばメトロ UI のアプリは実際にはフタを開けてみれば XAML や JScript といった技術をベースに利用していて、今までの Windows Vista からの WPF などの流れが、今回のリリースにも生きていることが見える。そういう意味で、死ぬほど (移行に際してのデスマーチの危険などを鑑みて、文字通り) 大きな変更は、幸いなかったと言える気がする。


Office 365 はあんまりパッとしない。正直をいうと、ローカル版 Office が Web に来ただけ、という一言という印象だけしかない。きっと僕みたいな開発者寄りの人間から見ると、こういう辛口な意見になってしまうのかもしれないけど・・・。ただ、実際の業務現場において導入することを考えると、ローカル版 Office のような定期的なアップデートが不要であることや、Windows 8 同様、マルチデバイス対応という点では、とても重要な布石なのかもしれない。Web 版 Office が、ローカルより機能が劣るとはいえ、それでも Google Apps の Web 機能と同じかそれ以上の機能はあるので、クラウド化するという選択肢においては高い評価をすべきなのかもしれない。


ビッグデータ活用 という面では、MS も SQL Server 2012 や Excel 2013 で機能向上にかなり注力していると思った。少ししかデモが見られなかったのは残念だが、Power View という機能が、今ある既存のピボット テーブルを大幅に使いやすくしているような印象を持った。さらに、Hadoop などのサードパーティのデータ ストアへクエリすることも念頭に置いている模様。逆に言えば、SQL Server を用いたビジネス インテリジェンスが市場では主力ではないことを鑑みて、外部製品からのデータ分析、そして以降を促す目的もあるのかもしれない。


Visual Studio 2012 は、細々とした UI 変更以外には、主な強化として TFS との連携が強化されたこと、Windows Azure 環境での開発を強く念頭においたこと、開発から運用までのライフサイクルを強く意識した製品として一層努力してきたことなどが伺える。詳しい機能はまだ見ていないけど、いちおう開発のプロダクティビティは向上したように見て取れる。余談だが、新機能の一つとして大きく宣伝されていた PowerPoint のストーリーボードは、どのくらいニーズがあるんだろう。


来週は渋谷ヒカリエで Developer Camp なるイベントに参加してきます。

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